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いやぁ・・・・本日ファーストデー1100円の日についに見た「君の名は。」
とりあえず感想として一言、もっと早くに見にいけばよかったというとこ。
さて・・・もう上映開始から半年近く経ってるのでネタバレなんかを
くわえつつ。

一言でいうと、歴史改変のお話し。それにしても・・・伏線が絶妙
だったなぁ。あのティアマト彗星がどういう役割をするのか、、と
思ってみてたがまさかヒロインである三葉をはじめ、物語の舞台の
一つ、糸守町そのものを消滅させる(厳密には高校より手前は
残るが・・)というショッキングなもの。
そしてこの物語の一番のキーである「入れ替わり」を行う
主人公・瀧と三葉によって、最終的には3年前に500名以上の
死者を出した隕石落下災害を死者0にするという。

途中、ぞくっとしたシーンがあった。入れ替わりをしている間、
お互いがお互いの体で行うことに記憶が無いので、瀧の体に
いるとき、三葉は日記をスマホに残していた。
しかしある時、入れ替わりが途絶えたと同時にその文字媒体と
して残してあった日記が目の前でどんどん消えていく。
そして、もう一つ。お互いの名前を忘れるという終盤。
この二つって、俗にいう歴史改変。タイムパラドックス、それと
キーの一つ「むすび」に関係してくるんだとおもう。
「過去で歴史を変えたから未来ではそういったことは
起こらなくなる=記憶から抹消される」
というやつ。「むすび」に関しては、一種の奇跡というか
時を超える絆みたいなものなんだが、それが途切れた為
日記が消滅したのか・・・うーん。分けるとこんな感じだろうか・・・

・Aの時間軸が滅びが近づく街に生きる三葉⇔平凡な瀧のいる三年後
 関わりがあった二人だが、隕石落下の時がきて三葉死亡。

≪隕石が落ちた街を調べる瀧。三葉の家のご神木に三葉が生前、
  神社の儀式で行った際に奉納した口噛み酒を瀧が飲み干し過去へ≫

・2013年。瀧が三葉の中にいる状態で色々活動し、500名の命を 
 救った時代。これがBの時間軸の誕生。と同時に、Aの時間軸にいた
 瀧の記憶は塗り替えられていく。よって記憶は失われていく。
 失われた中で、22歳の瀧は25歳の三葉と再会する。

ただ、不思議なことにこれはいろいろな物語や
ゲームでもあるんだけど、完全に記憶が失われるってことが
少ない。どこかしらでぼんやりと感覚でその時のことを覚えてたり
ふとしたはずみで記憶がよみがえったりする。もっとも、
三葉に関しては瀧と違い、あくまでBの時間軸でAの時間軸から
きた瀧を信じ、町の皆の避難活動をやっていただろうから
きっと記憶自体はあるはず。(但し、時間軸の変動による
影響で肝心な事は忘れる仕組みになってるのかも・・?)

これはあくまで自分の考えた説なので色々な考え方が
あってもいいとおもいます(´・ω・`)b

ところで、意外と気づいていないのが瀧と三葉の時間軸のずれ。
ちゃんと映画を見ていれば気づくけど、実は三葉の方が三歳上。
物語上で高校二年の二人ってなってるが、瀧は隕石災害の
三年後、2016年の高校二年で、三葉は2013年の高校二年。
時を超えた二人が不思議な”むすび”によって共存、協力、
そしてお互いへの想いを募らせていく。
ラストの長い階段。宣伝ポスターや画像でも出てるが、
そこだと高校時代の二人の姿(時系列的に不可能w)だが、
本編では・・・・・? まぁ劇場でご確認ください。

「この世界の片隅に」と「君の名は。」のどちらがいいか?
そう聞かれても答えようがない。もう明らかに山が違う。
どちらも別々の山では頂上だと思う。正直もう一回見に行くのも
いいなって、今思ってます( *´艸`)

なるほど。日本アカデミー賞で優秀アニメーション作品賞を
取るだけある内容でした。久しぶりに血沸き肉躍る内容の
映画でした!!!

・・・・・。そういや「この世界の片隅に」も優秀アニメーション作品賞
もらってたwwwwやっぱすごいや、この二作品は!