白紙の未来は決まっていない!

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てきた科学者ドク・ブラウンは言いました。「未来は白紙でまだ決まっていない」と。 これは役者・トシキが演劇や演劇・映画関連について。また、日々の出来事を未来と言う名の白紙(blog)に書くものである(笑)

カテゴリ: 少し真面目なおはなし

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今年一月から「この世界の片隅に」を劇場で見続けて、今日で
9回目となりました。そんなに同じ映画を何度も見る意味があるのか?と
言われることもありますが。。。意味が無ければこんなに観に行きません。

そう、忘れないために何度でも。新しい発見のために何度でも。


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この映画を見てから、正直今までの自分がいかに平和ボケをして
いるんだなと感じました。平和なんて柔らかく崩れやすい物は
ちょっとした弾みで簡単に崩壊する。それも、自分のせいではなく
別の。会った事も、全く話したことが無い誰かによって。

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この映画を見る前は、正直自分はこの8月だけ平和について、戦争に
ついて考えると言う事が多かった。でも、その考え方を変えて
くれたのはやはり「この世界の片隅に」という映画だと思っている。
原作者こうの史代さん、映画監督片渕須直さん、そしてすずさん役の
のんさん。他、この映画に携わった全ての人にお礼を言わせて頂きたい。

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今がかりそめの平和なのかもしれない。
だからこそ自分がやりたい事を優先にやれる人生にしたい。
その人にはその人の幸せがあるし、押し付けられる幸せなら願い下げだ。
自分らしく生きて行きたい。人為的な平和の崩壊でも、自然界の牙による
平和の崩壊でも、その最期が来た時に「やれるだけの事はやれたから」
そう、思いながら瞳を閉じられるなら。

もしも老いる前に命が終わっても、悔いはない。

正直、過去の自分。特に20代の自分は色々な物に興味や見聞き不足
だった気がします。人とのかかわりも本当に一定で幅広く
関わってないが故に、情報や知識もあまり無く。

でもある日。芝居をやっていく上でそれではいけないと感じたんです。
理由は何個かあって、まず一つはお客様に対すること。
お客様全てが満足される芝居にしていくよう努力はしていますが、
それでも「まだまだ」と思われるお客様は沢山いると思います。
なので、とにかく「満足比率」を増やすように日々頑張っているのも
あります。 お客様は大切な時間を割き、ちょっと窮屈な劇場の椅子に
座り、お金まで払って頂いた上で自分たちの芝居を見てくださる。
よって、こちらもその対価分の物は見せるのが当たり前であり、それが
「役者」の仕事。 

さて、その中で時々聞くのが「ノルマ代支払えばいい」と言う言葉。

もう自己満足でしかない、身勝手な言葉だと思ってます。それなら
そういう考えの人達だけで集まってやればいいんじゃないかと思うぐらい。
お客を沢山呼べたらその分、集客に貢献したことになるので劇団としては
ありがたいですが、「えらい・わるい」の尺度ではないと思ってます。
よは、「呼ぶための努力、宣伝や広告をちゃんとしたか」という事。
それもしないで「人呼べない。知り合い少ないから。」とか言うのだけは
本当に勘弁。 もっとも自分も昔はあまり人が呼べませんでした。
ここ数年、自分なりに交友関係を拡げたからこそ、その方々のバックアップも
増えて呼べるようになりました。・・・結局は自己改革が出来るかどうかという
ところかもしれません。

次に二つ目は自分の演技の幅が拡がらないということ。
人の芝居をみる、これが本当に大事だと思う。特に自分と似たような境遇の
役者仲間の舞台は公演が重なったりして観られない事もあるが、極力
観に行こうと思う。そこから得る物って結構にある。気づきとかは基本
人の演技を見て、頭の中で反芻して、気づくような。以前からもある程度
観にはいってたけど、最近は色々考えて観るようにもなったかな・・・うん。
その上でおかしいシーンは素直に爆笑したりしつつ見てるけどw

「まずは真似る事から始まる」と、TTDの演出・月島さんが言っていた。
その為にはまずは真似るための素材を見つけに行かなくては行けない。
だが、その素材探しをしない段階で自分で料理なんてできない。
いつもある材料で料理をする、するといつもの料理が出来る。
・・・演技もそれと同じだよな、と感じる。

他にもいろいろあるけど今夜はこれぐらいに(笑)
ただ、こういったものが壁を超える為の強力な道具になって、
今ようやく自分の中でもこういう道具が見つけられ始めた・・・かな?
ってとこに来た。
6月の公演もそうだけど、この先自分は色々なタイプの公演に登場
する(かもしれない)わけですが、それまでに壁を超える道具を
沢山用意したいと思ってます(*´ω`)


3年前の丁度今頃。佐藤浩市氏主演の「LEADERS」という
二夜連続のドラマがあり、心が震えた。あの当時、演劇とは別の
とあることに悩んでいて、このドラマを見て翌日。
行動に起こした。・・・結果は惨敗、状況を変える為に行動に出たが
何一つ変わらなかった。だが、今考えれば変えられる未来と
変えられない未来もあると言う事を悟った。

それから3年。今は別の事で悩んでいる。
あれから3年。色々あって、色々経験して今の俺がいる。
だからわかる。今度の未来は変えられる。LEADERにはなれない。
でも、一人じゃなく多くの人がLEADERになれば、LEADERSに
なれる。絶望の3年前とは違う。情熱ある仲間がいる。

絶対押し上げてみせる。たとえ犠牲があっても。
今日、再びLEADERSを見て、強く感じた。

今日はピンチヒッターとして朝から3時間だけ仕事。その後の
予定は既に決まっていたし、これは絶対逃せない。

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TTDのシゲさん、YOHさんと待ち合わせし、まずはお昼。
今日は大事な話し合いをする為に、以前より約束をしてたのです。
まぁ、色々と話し合う為にもまずは食べねば!!

マトンカレー、辛口。びっくりするぐらいに辛いwwwでも素晴らしく
旨いです♪

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謎の中華風インド料理wwww どっちやねん(笑)
でもどんなのかは気になる。(頼まなかったけどwww)

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その後、腹ごなしをしつつ散歩。春は目の前まで来ているようです。


さて、TTDの今後の方針や現状改善すべき箇所について、
約5時間ぐらい話し込みました。勿論途中、雑談もあるけど基本
未だかつてない真面目な話合い。無論、ここで内容の開示は
しませんが、劇団にとって、沢山案が出たと思うし、その案は
ほぼ実現できると思ってます。よりその企画案でTTDの
すそ野が拡がっていければと思っています。

しかしながら、ちょっときつい事を言わせてもらうと。
自分は一度2007年に退団し、復帰する2012年まで劇団に
いませんでした。そのいなかった時代、こういう話合いの場を
持とうとする団員は現れなかったのか、と疑問に感じました。
みんなそれぞれの事で忙しかったし、今でも忙しいのは分かります。
でも、団員に所属している以上、劇団を大きくしていきたい
気持ちはあるはず。(無ければもう団員じゃないと思います)
思いがあっても「誰かが話合いをしてくれて、色々決めてそれに協力
すればいい」とでも思っていたのか、そこのところは分かりません。

ですが、シゲさんやYOHさんに「ちょっと方針とか話し合ってみませんか」
その一言を伝えて、今回の話合の場が持てただけで、随分多くの
企画や改善、方針が生まれました。その場を変えたければ、誰かに
頼らずに自分で動かなきゃいけないんです。
俺は、仮に団員に疎まれても、今後もTTDをより良い劇団に変える為に
シゲさんやYOHさん達と動いて行くつもりです。
それが、俺が戻ってきた理由の一つでもあるのですから。

その事に協力は是非してほしいけど、やる気がなければ結構です。
意見は色々と聞きたいけど、言い訳や文句はいらないです。
・・・これぐらい厳しくやらなければ、物事は変わらないから、その事に
関しては俺は厳しく行きます。

  あの運命の日から6年。これを「もう」というか、「また」というかは
人によって違うかもしれない。

昨年から参加している「東日本あとおしプロジェクト」。今年も参加し、
より震災というのを身近に感じるようになった。
今回特に胸に響いたのが、語り人の「風の電話」の語り。

「岩手県大槌町。海は穏やかでした。町を見下ろす丘の上、
 不思議な電話ボックスがあります。中にはダイヤル式の黒電話。
 線は繋がっていません」

とても心に残り、実際どういう電話なのかその後調べてみました。



皆さんの想い。それは軽はずみに察するとか、わかりますとか、
辛いですよね、とか言えない。ご本人にしか分からない想いですから。

どうかその思いが、風に乗って空へ届きますように。

☆東日本あとおしプロジェクト2017の集まった義援金について(劇場HPより)
http://www.gazavie.com/topics/each/index.php?id=81



今年も3.11 14:46がまもなくやってくる。

どうか、あの日無情にも命をかすめ取られてしまった方々の御霊が
穏やかに、静かに眠られますように。

そして忘れてはいけない。あの日を。

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