今日は自身の昔話でもしようかと。あ、いや。ネタが無いわけではないんですよ。
「春の嵐でしたねぇ」とか。でも少なくとも関東圏の方々だったら「誰でもしっとるわい」
で終わってしまう。稽古の方は日々、発見があったりするので日記ネタになるんですが、
ちょっとプライベートの方が、ね。色々と私用が忙しくて出掛けられてないし。
今年も六義園の桜は観に行くの厳しいのかなぁ・・・・。( ´Д`)
まぁ、それはさておき。今から約25年前にさかのぼります。私は9歳くらいですかね。
小学三年生でした。その時に担当していたのが伊藤先生という方。
飴と鞭の使い手の教師でした。忘れ物をするととにかく厳しい。授業前に立たされては
「教科書忘れました…」とか「全部忘れました(←俺は言った事無いです)」とか申告し、
専用帳簿にチェックされる。まぁその時のシブイ顔といったら山崎努氏みたいでした。
そうそう、こんな感じ。ちなみに写真は1993年映画「水の旅人」の
水の妖精侍・ 墨江少名彦より。かっこいい!!
水の大切さを教えてくれるいい映画だし、音楽はジブリ映画でおなじみ、久石譲氏。
侍の風貌なのでちゃんと立ち回りもある。流石は元・必殺仕事人メンバー、
無茶苦茶カッコいい。殺陣とか半端ないし(・∀・)
・・・。( ´Д`)
で、その怒った時の顔はしかめっつら状態の山崎努氏みたいな伊藤先生だが、
毎月表彰をしてくれる。「皆勤賞」「忘れ物ゼロ賞」の該当者に、先生が
デザインし、印刷した厚紙(←ここポイント)の表彰状が授与される。
皆勤賞は基本皆貰えるけど、忘れ物ゼロ賞の難易度が高い事www結構、
それを受賞出来た月は自慢できたっけ(´・∀・)
後、こんな事もあった。
「今日は風が吹いてて気持ちいいね。こんな日は富士山が良く見えるんだよ。
よし、この時間の授業はこの辺にして屋上行こうか」
歓喜の教室。それをニコニコしながら伊藤先生は眺め、「さ、行こう!」と
我々を屋上へと連れて行く。その日観た富士山は今も覚えている。
今年の冬を一足早く教える雪被りの富士山。冬に向け、少し太陽の陽も
弱くなってた。屋上でそれぞれがだべったり、おいかけっこしたり、バレーしたり。
さながら空中庭園みたいだった。空は快晴で、蒼に溶けて行きそうになるくらいに
素敵な秋の午後。当時から季節の匂いを感じる事が出来たのだけど、秋の
引き締まる匂いが堪らなかったな。
伊藤先生の教室で学んだ3・4年。自分で言うのも何だけど、成績はかなり良かった。
基本AとBが羅列してたかな。手先が不器用だったから図画工作だけはCだったww
そのまま5・6年も伊藤先生だったら良かったんだが・・・・・ま、とてつもなく大外れな
ヒステリー女教師に当たってしまって成績ガタ落ち、体重もストレス太りで約+15キロ
散々だった・゜・(PД`q。)・゜・ 暗い話になるが、散々イジメもくらったしね。
まぁもし自分が教師になるんだったら、ああいう先生になりたいと思う・・・けど、
今の時代はあの25年前とは違う。そんな事をしようものなら「勉強おろそかにして
何考えてるんですか!受験に間にあ(ry」と雄叫び上げるモンスターペアレントだのに
押しつぶされるんだろうな。でも、もし25年後に教師を伊藤先生がやっていても、
きっとご自身の意志をもって、教育していただろう。いや、本当にドラマに出て来そうな
タイプの先生なんだな。生徒からめっちゃ好かれていたしね。
その後、噂では市の教育委員会にヘッドハンティングされたとかで、教鞭ふるう
事は無くなったみたい。でもあんなに素敵な先生の元でわずか2年だけでも
学校生活を送れたのは今でも俺の宝物です。